日常の喧騒に追われながら過ぎていく毎日ですが、自分の内面を見つめる時間を持てていますか?
多くの人は日々の仕事や勉強、家事などで疲労した体を休めることで精一杯なのではないでしょうか。
体を休めることは大切ですが、心を休めることは「病は気から」「気の持ちよう」という言葉があるように、元気に活動するためにとても重要なことです。
一生懸命に毎日を送っていると気持ちがいつも張りつめている状態が続き、心身ともに疲弊してしまいます。
一日の中でほんの数分でも良いのでリラックスする時間を持てると、心に余裕が生まれ充実した毎日を送れるようになります。
ゆっくりできる時間が持てない方も多いと思いますので、手軽に自宅でできるリラックス方法やリラックスのメリットについてお話します。
リラックスすることのメリットとは
寝つきが悪い、気分が落ち込む、ちょっとしたことで不安になったり、イライラするといった症状はストレスが溜まっている状態です。ストレスは心と体に悪影響を及ぼすことがありますので、適切に対処することが大切です。
ストレスを解消するためには、心と体をリラックスさせることが効果的です。
リラックスすることで、心と体の両方を休める効果があり心身に多くのメリットをもたらします。
では、リラックスすることのメリットについて見ていきましょう。
自律神経が整う
ストレスや緊張を抱えることが多いと、自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位になりイライラや不眠、肩こり、頭痛など心身ともに体調を崩しやすいと言われています。リラックスすることで自律神経のバランスが整えば、睡眠の質を上げたり、頭痛や不安、イライラをやわらげたりできると期待されます。
体液の流れを良くする
リラックスすることで、筋肉が緩み、血液やリンパ液など体液の流れが良くなります。体液の流れが良くなったことで、余分な水分や老廃物がきちんと排出されるようになります。筋肉の緩みと血流の改善で、体の痛みやコリ、慢性的な冷えが改善されます。
また、むくみや肥満が解消されやすい体になり、顔色も良くなっていきます。
ストレスの軽減
リラックスすると不満感、不安感が軽減され、イライラすることが減ってコミュニケーションが円滑になります。ストレスが軽減することで、だるさ、めまい、不眠など、原因不明だったちょっとした不調が軽減されます。毎日の家事や育児、仕事のパフォーマンスの幸福度が向上します。
自宅でできるリラックス方法 5選
自宅でできるリラックス方法はたくさんありますが、ここでは5つの例を紹介します。自分に合った方法を見つけて、心身のバランスを整えましょう。
瞑想をする
瞑想は、心と体の両方を休める効果があります。瞑想するには、背筋を伸ばして座り、自然な呼吸を意識しながら、自分の感情や感覚に意識を向けます。瞑想は集中力や気持ちのコントロールにも役立ちます。
ゆっくり入浴をする
湯船にお湯をはりお風呂に浸かると、血行やリンパの流れが良くなり、筋肉や神経の緊張がほぐれます。また、お風呂の熱で体温が上がると、睡眠に入りやすくなります。アロマオイルやバスソルトを使うとリラックス効果が高まります。
読書をする
読書は、脳の活性化や知識の増加だけでなく、リラックス効果もあります。読書に没頭することで、日常の悩みやストレスから離れることができます。読書は自分の好きなジャンルやテーマを選べるので、自分に合った本を探してみましょう。
感動映画を見て泣く
感動映画を見て泣くことは、心のデトックスになります。泣くことでストレスホルモンが減少し、気分が安定します。また、感動映画は人間の善意や愛情などを描いていることが多いので、心が温まります。
おすすめの感動映画は、『タイタニック』『火垂るの墓』『世界一キライなあなたに』『私の頭の中の消しゴム』『最強のふたり』などがあります。 他にもたくさんありますので下記リンクをご参照ください。
◇詳細:【2023年版】泣ける映画の人気おすすめランキング50選【実話から感動ストーリーまで】|gooランキング
達成したことリストを作る
「達成したことリスト」とは、その日やその週に自分が達成したことを書き出すものです。達成したことリストを作ることで、自分の成長や努力を認めることができます。また、達成したことリストを見返すことで、自信やモチベーションが高まります。
リラックスする時間の確保法
自宅でリラックスするタイミングは様々ですが、自分の心と体の状態に合わせて適切なタイミングを見極めることが大切です。自宅でリラックスすることで、日々の生活に活力を与えることができます。
リラックスする時間を確保するために、どんなタイミングでリラックスする時間を取ると良いか参考にしてみてください。
仕事や勉強などの日課を終えた後
一日のやるべきことをこなしたら、自分へのご褒美としてリラックスする時間を設けると良いでしょう。好きな音楽を聴いたり、本を読んだり、映画を観たり、趣味に没頭したりするなど、自分の心と体を癒す方法を見つけましょう。
睡眠前の数時間
睡眠はリラックスするためにも重要な要素です。睡眠の質を高めるためには、寝る前にリラックスすることがおすすめです。スマホやパソコンなどのブルーライトを避けたり、暗く静かな環境を作ったり、アロマやハーブティーなどでリラックスするなど、自分に合った方法を試してみましょう。
ストレスを感じたとき
ストレスは健康に悪影響を及ぼすことがあります。ストレスを感じたときは、自宅でリラックスすることで気分転換を図りましょう。深呼吸や瞑想、ヨガなどのリラクゼーション法を行ったり、ペットや家族と触れ合ったり、笑えるものを見たりするなど、自分のストレスを解消する方法を見つけましょう。
まとめ
仕事や家事、育児、介護などで忙しくしていると、自分のことをつい後回しにしてしまいます。何をするにしても、まず自身の心身が元気でなければ、良いパフォーマンスはできませんし、周りに気を配る余裕もなくなります。
生活スタイルや状態に合わせて、リラックスの仕方やタイミングを生活の一部として取り入れてください。
自身を癒すための時間を持つことは、自身のためでもありますし、生活を送るなかで関わる人達との関係性を良くするためでもあります。
是非、リラックスタイムの習慣づけをして笑顔溢れる日常を送れるようにしてください。