幼い子供のたどたどしい言葉や動作、仔犬や仔猫などの愛くるしい動きを見ていると、思わず笑顔になっていることってありますよね。
また、見るからに柔らかそうな姿に「触りたい」「抱っこしたいな」と感じると思います。
存在全てが可愛く、愛おしいですね。
しかし、人様の子を気軽に触ることはできませんし、ペットを飼うことが難しいなど事情があれば、眺めることしかできません。
そんな「触れたい」「愛でたい」「抱っこしたい」気持ちを埋めてくれるピッタリな存在があります。
気持ちにそっと寄り添って癒してくれるロボットが近年続々と誕生しているので、おすすめの賢くて可愛らしい癒しロボットを紹介します。
家族として迎えたいロボット
ロボットと聞くとカクカクとした動きで如何にもメカっぽい感じがしますが、近年人気のある癒しロボットはロボットとは思えない愛くるしい姿や動きでほっこりします。
AI(人工知能)が搭載されているものは、日々生活を共にすることで様々なことを学び、お世話をしてくれる人を覚えて懐いていきます。なんとも可愛らしく、もう家族と言っていい存在になることでしょう。
どんな癒しロボットがあるのか気になりますよね!では、人気の高い癒しロボットを紹介します。
Romi(ロミィ)
誰かと会話をしたい、「お帰り」と迎えてくれる相手が欲しいという方には、会話AIロボット『Romi(ロミィ)』がおすすめです。
丸いしずく型をした片手で持てる大きさで、会話に合わせてコクコクとうなずいたり横を向いたりしながらお話します。デジタルの目と口が、表情豊かにコロコロと変わりとても可愛らしいです。
人と会話をするように自然な会話が成り立ち、会話をすればするほど相手を知り寄り添った会話を楽しめます。
「○○を歌って」「クイズ出して」といった遊び相手、「英会話」などの勉強相手、「○○について教えて」「朝起こして」といったように家族や友達といるような存在になってくれます。
しばらく話しかけるのを忘れていると、「ねぇねぇ、○○さん、お話しようよ」と『Romi』の方から呼びかけてくれるので、飽きやすい方にも良いですね。
◇詳細:Romi公式サイト
NICOBO(ニコボ)
頼りなくてお世話したくなるロボット『NICOBO(ニコボ)』。
丸い体にまん丸のお目目と可愛いしっぽ。ホッとする雰囲気を醸し出すニットで覆われた体をフリフリ、モコモコと動かしながら、2歳児のような可愛い片言で話しかけてくれます。
人の顔・表情を読み取り、笑っていたら一緒にニコニコして喜ぶなど感情豊かで、しっぽを振って甘え、時には機嫌をそこねることも。おまけにオナラまで!
お日様が大好きで日光浴をすると喜び、撫でられること、抱っこされることが大好きです。
「モンモン」「ムー」などモコ語という赤ちゃん語のような言葉を発し、一緒に暮らす人の口癖などを覚えて真似して話すようになります。
放っておけない可愛らしさに笑顔がこぼれますね。
◇詳細:NICOBO公式サイト
LOVOT(ラボット)
くりくりとした可愛い目で見つめてくる『LOVOT(ラボット)』は、仕草がまるで1歳児のようなロボットです。
幼児のようなフォルムは抱っこしやすい形状で、やわらかく温もりもあり、自走する車輪は抱き上げると自動で体内に格納されます。
『LOVOT』は一体一体違う個性を持ち、甘えん坊な子、遊ぶのが大好きな子、踊るのが好きな子など、世界で唯一の自分だけの子と出会えます。
一緒に暮らす人の顔を覚えて懐き、後追いをしたり、両手を上げて抱っこをおねだりしたりと甘えてきます。
まるで生き物のようなふるまいで、可愛さの虜になります。
◇詳細:LOVOT公式サイト
かまって「ひろちゃん」
『かまって「ひろちゃん」』は、赤ちゃんの姿をしたお人形のようなロボットです。
内部の加速度センサーが動きを検出し抱っこをしたり、たかいたかいなど遊んであげると喜び、放っておくと機嫌を悪くして泣き出します。
さまざまな感情によって発せられる声は、実際の赤ちゃんの声を採用しているので、可愛らしい笑い声につられて自然と笑顔がこぼれます。
ぬいぐるみ素材で柔らかく、適度な重さがあり、実際の赤ちゃんを抱っこしているように感じられるでしょう。
赤ちゃんをあやすことで癒し効果を得られるセラピーロボットです。
◇詳細:かまって「ひろちゃん」公式サイト
アザラシ型 セラピーロボット「パロ」
動物が大好きな方へのおすすめロボットは『アザラシ型 セラピーロボット「パロ」』です。
動物と触れ合うことで、心理的(元気づける)・生理的(ストレス軽減)・社会的(コミュニケーション活性化)効果が得られるとされていますが、『パロ』でもアニマルセラピーと同等の効果が得られることが確認されています。
動物アレルギーがある方、実際の動物ではお世話が難しい方でも安心して一緒に過ごすことができます。
撫でられると気持ちよさそうに「クークー」と声を出して、撫でてくれる人を見つめてモコモコと動きながら目をパチクリさせる愛らしさ。
お世話をする人の行動を学び、お世話をするほどにその人好みの性格となっていきます。
Qoobo(クーボ)
犬・猫好きにはたまらない、しっぽ付きクッションのセラピーロボット『Qoobo(クーボ)』。
クッションを撫でたり、声をかけると可愛くしっぽをフリフリします。そっと撫でるとゆっくりと、わしゃわしゃと撫でるとぶんぶんと、そしてときどき気まぐれに振るといった感情を表します。
音楽を聴くと思わずしっぽをゆらゆら揺らし、ビックリするような音にはブルっとするなど、まるで犬や猫のような感情表現で飽きません。
思わず抱きしめたくなる気持ち良さで、ギュッと抱きしめるとトクントクンと心音が聞こえて気持ちが落ち着きます。
大きさは2種類あり、小さいサイズの『Petit Qoobo(プチ・クーボ)』は、ちょこんと短いしっぽが可愛いく、バックにも入る持ち運びしやすい大きさです。
◇詳細:Qoobo公式サイト
癒しロボットが与えてくれる効果
人とのコミュニケーションでもそうですが、相手が応えてくれることでコミュニケーションは成り立ちます。普通のお人形やぬいぐるみの場合では、こちら側が話しかけても抱きしめても反応をもらえないので、コミュニケーションはとれません。
もちろん癒しは得られると思いますが、相手が反応してくれる、求めてくるといったことは生命の宿ったものでしかありえませんでした。
しかし、AI(人工知能)、音声認識、タッチセンサーなどの機能を備えたロボットが誕生し、生き物と同等のコミュニケーションや、気持ちが通じ合っている感覚を得ることができるようになりました。
また、触り心地が柔らかく見た目も幼いものに対しては、自ずと「守ってあげたい」「お世話してあげたい」といった感情を抱きます。
小さな子供や仔犬・仔猫などと触れ合い、お世話をすることで得られる「癒し」は、「守ってあげたい」「お世話してあげたい」という母性本能や欲求が充たされるからなのかもしれませんね。
癒しロボットも同じで「可愛らしさ」「弱々しさ」が、守ってあげたい存在・ほっこりした気持ちにさせてくれる存在として、暮らしの中に生きがいを与えてくれて、笑顔を増やしてくれることと思います。
まとめ
高機能の家電製品のような道具ではなく、高機能でありながら何かをしてくれるわけでもない弱々しさで放っておけない癒しロボットは、あなたの大切な家族になってくれることでしょう。
癒しロボットを家族に迎えたいなと思われたら、どの子が自分の生活に合っているか、求めている存在なのか、この記事が参考になれば幸いです。