「いつか使うだろう」「もったいない」の精神で使わない物がどんどん増えていませんか？
捨てるのが苦手という人は「もったいない」という思いが強いのだと思います。しかし、使っていない物を溜めていることと、物を大切にしていることは違いますよね。
本当に大切な物だけを残し、不要な物を片付けられたら、物理的にも心理的にもスッキリするのではないでしょうか。
そこでおすすめするのが『断捨離』です。
『断捨離』とは、不要な物や事柄から自分を解放し、自分にとって何が本当に必要な物なのかを見つめて、心の整理整頓をすることです。
さて、近年ではシニア層のシンプルライフがブームになっていますが、片付けをするのには体力も精神力も必要です。
ですので、体力のある50代、60代の内に不要な物を片付けて、これからの人生に向けて素敵なシンプルライフを迎えられる準備をしませんか？
断捨離するメリット
断捨離ができない理由の一つとして、もともと片付けが苦手ということがあります。片付けをしだしたら、余計に散らかってしまい挫折してしまった…ということも。片付けが苦手な人は、片付け方を知らないだけです。
片付けの考え方を知れば、「片付けができない」という自己否定も克服することができます。
断捨離をすることによって得られる一番のメリットは、「自分の価値を見直すことができること」です。
自分で必要・不要を判断し、考えて選択することができたという自信に繋がります。
断捨離をすると決めたら「いつか使うかも」という考えをやめましょう。残していても、いざ使おうと思った時にどこにあるのかわからなくなっていたら、後生大事に持っている意味がありませんよね。
まずは、持ち物に対して
- 自分にとって本当に必要な物なのか
- 使う頻度はどれだけあるのか
を基準として分別してみてください。
この考え方が身につくと、判断力や決断力があがります。一度片付いてもまた物が溜まってしまうことや、余計な物を買ってしまうことも防げます。
なんといっても、身の回りがスッキリしたら気分が良いですよね。煩わしさからも解放され、自分にとって大切な物や好きな物だけが残り、幸福感に満ちた日々を送ることができます。
始めは必要・不要を判断するのが難しいかもしれません。一人では挫折してしまいそうな時は、片付けのプロの力を借りましょう。プロと一緒に片付けることで、断捨離の考え方や、あなたに合った収納方法、日々の片付け方など意識改革できます。
捨てて困る物とは
何もかも捨ててしまうと後々、問題になることがあります。問題が起きないように、断捨離をする前に、捨てたら困る物をしっかり確認しておきましょう。
所有者が自分以外の物
子供が巣立ち実家に置いてある物など、自分以外の所有物は勝手に処分しないようにしましょう。相手に確認をとるか、送ってあげるなどをして所有者に渡すといいでしょう。
先祖代々受け継がれている物
先祖代々受け継がれている物は、自分以外の人にとっても大切な物です。自分で保管が難しい場合には、親族に相談しましょう。
重要な書類・印鑑
保有資産に関するもの、大事な情報を控えてあるもの、保険証券や身分証明書、印鑑などは大切に保管しておきましょう。
二度と手に入らない物
手放して後悔することにならないために、貴重な物は取っておきましょう。
捨てて困る物は、初めにわかりやすいところにまとめておくと良いですね。
また、捨てるだけでなく、利用することも考えてみてください。
高価な物で、もったいなくて使っていない物は、思い切ってどんどん使いましょう。または、喜んで使ってもらえる誰かに譲ってしまうのもありです。
昨今では、メルカリなど誰でも安心して売買できる、インターネットのフリーマーケットサービスがあります。自分では不要な物でも、それを欲しいと思う人がいるかもしれません。お小遣い稼ぎのつもりで出品してみてはいかがでしょうか。
短時間・小範囲でコツコツと
一気に片付けをしようとすると、分別・後片付けと、とても大変な思いをすることになります。挫折する要因にもなりますので、毎日コツコツやるのがポイントです。
例えば、箪笥の片付けなら、一日一つの引き出しをやるとか、押し入れなら上の棚の右側だけ片付けるなど目標を決めて、それ以外は手を付けないようにします。
まずは、目のつくところから始めると、綺麗になってモチベーションもあがるので、リビングからすると良いと思います。
そして、時間も夕飯後の15分など「いつ、どのくらいやるか」を決めて、片付けを習慣づけましょう。
人生は断捨離の繰り返しなので、片付けを嫌にならないことが大切です。
気温に応じて涼しい時間にやる、暖かい時期にやるなど、片付けを苦に感じないようにしてください。
「時間がない」「面倒くさい」といった逃げ道を作らないようにしたいですね。
まとめ
年を重ねるということは、築いてきた人生とともに思い出も増えるもの。ですが、「断捨離」をすることは、思い出まで捨てるということではありません。思い出の品を捨てても、思い出は自分の中に残っているものです。
余分な物を無くすと大切な物だけが残り、心に余裕が生まれます。探す手間もなくなり、時間も節約できます。
人生、いつなにが起こるかわかりません。どんなことが訪れても後悔しないように、元気なうちに断捨離に取り組み、価値のある未来、シンプルライフを送ってください。
